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ビットコインについて 2020年11月11日

2020年11月11日

ビットコインについて

何年か前にビットコインの流出問題がありましたが、今はまたビットコインの値段が上がってきています。

ちょっと前まで仮想通貨と言われていましたが、今は暗号資産と言われています。

 

2020年11月11日のお昼時の売却価格は、158万円程。2019年1月ぐらいには40万円を切っていましたので、だいぶ上がってきています。また騒ぎ出すのではないでしょうか。

その当時、テレビでも宣伝し始めてちょっとやろうかなぁと思っていたちょうどそのときに流出問題が出て手続きが途中のまま終わってしまいました。よって現在所有していません。

参考 2021年2月4日の20時ごろには1BTC(ビットコイン)=3,979,133円程となっています。

参考 2021年2月10日には、1BTC=4,943,419円程になっています。

現行制度では、ビットコインによる所得は「雑所得」として扱われています。雑所得は他の所得との損益通算できず、税率も最大55%となります。
2017年後半から2018年前半ぐらいに一気に上がった時に、儲かった人がいます。「億り人」と呼ばれていたかと思います。1億円まで儲かると所得税率が55%(所得税45%、住民税10%)に達するので半分ぐらい納税資金として準備しておかなければなりません。納税が払えなくて大変な人もいるのではないでしょうか。ちょうど今も上がっていますので売買をして儲けている人もいるのではないでしょうか。2017年頃にはレバレッジがかなり高くてちょっとした財産で大金を手に入れた方もいます。

譲渡するときは、総合譲渡なので気をつけよう!!

 

現在、この業界団体である日本暗号資産ビジネス協会と日本暗号資産取引業協会が2020年7月31日に金融庁に要望書を出しています。

2021年度税制改正への要望書

簡単に言えば、要望書の7ページに書かれていますが、

要望骨子

  • 暗号資産のデリバティブ取引について、20%の申告課税とし、損失については翌年以降3年間、デリバティブ取引に係る所得金額から繰越控除ができることを要望する。
  • 暗号資産取引にかかる利益への課税方式は、20%の申告分離課税とし、損失については翌年以降3年間、暗号資産に係る所得金額から繰越控除ができることとする。
  • 暗号資産取引にかかる利益年間20万円内の少額非課税制度を導入する。

仮想通貨を、株式取引やFXと同じような取引にしたいと考えています。そういえばFXも昔は雑所得からスタートしたと思います。

実際、暗号資産は、外貨と同じでその時点で含み益があれば実現したとして課税となるが、実務上、決済利用の都度含み損益の計算を行うことは非常に困難であります。ちょっと前まで、事務所でも暗号資産をやっている方の申告をやっていました。(自分の担当以外のため、どのように計算したかは分かりませんが)

また、税制の改正でもどのように計算するかいろんな雑誌に書かれていましたが、実際問題、暗号資産をおこなっているかどうかは本人が言わない限り分からない状態です。今後とも注目していきたいです。(また自分自身も勉強しなければならないと思います)

直近の資料 2020年10月19日発表  2020年8月度 現物取引高上位暗号資産

ビットコイン 2020年8月の取引高 828,342(百万円)

イーサリアム 2020年8月の取引高 132,043(百万円)

XRP      2020年8月の取引高  99,228(百万円)

 

なお、国税庁のHPでも見ましたが、今現在この資料が最新です。平成30年11月に発表された資料です。

国税庁 暗号資産の税務

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