シニアライフプラン リスク

生命保険の相談について

2021年11月26日

最近の相談事項で多いのが、生命保険の見直しです。基本は、お客様の考えを尊重しています。

最近多く見るのが、「外貨建て」「低解約返戻型」の保険です。加入時に、説明を聞いて加入したと思うので、途中解約する場合には損をする可能性が高いです。もちろん「入院保険」も見ます。勤務先では、会社を見ますが会社は万が一があった場合には、社長の身内に債務が回らないように厚く保障をかけますが、個人については、ひとぞれぞれ違います。

保険会社の4つのリスクとは

 

保険会社の資料を見ると(あくまでも個人の場合です)
4つのリスクが書かれています。
死亡のリスク

医療のリスク

重い病気や介護等のリスク

老後等、将来の資金が必要になるリスク

たしかにこのリスクはあります。
このリスクに備えるために
・国等による保障(遺族年金、傷病手当、障害年金、労災等)

・会社等による保障 (退職金、見舞金、時短)

・個人で備える保障 (貯金等、両親からの援助、配偶者の収入、生命保険等)

細かく詳細を聞くことによりライフプランを立てることも出来ますし、簡単なヒアリングにより「平均資料」を用いることもします。「平均資料」は、あくまでも平均です。家庭においてどの支出に重きをおくかはそれぞれ違います。よって、それぞれの家庭においてどの年齢の時期が一番不足するのが分かっていることが重要です。

では万が一あった場合に、すべてのリスクを保険金でまかなうのか。それとも一部のみ保険金を使って、残りは自己資金や家族の誰かが働いてまかなうのか。これにつきます。
個人の場合は、保険単独で見るのではなく、全体像でみるべきだと思っています。

今、現在いろんな相談者から保険の見直しでの相談がありますが、複雑な保険契約が多くなっています。保険契約はシンプルが一番だと思っています。複雑になりすぎると他の保険会社と比較が出来なくなってしまいます。

私の考えでは、保険金は掛捨てがいいと思っています。積立はiDeCoや積立NISA又は一般のNISAでの積立を勧めています。

何が不安かというと「知らないことが不安」だと思います。

万が一起きたときに嫌だなぁと思うものに、保険でまかなってください。(めったに起こらないけれど、金額が大きなもの)

  • 交通事故による賠償
  • 自転車事故による賠償
  • 火災保険

自転車事故について

特に、自転車の交通事故で2021年11月13日に中学生が乗る自転車と衝突して70歳の男性が亡くなった事故がありました。
18時前に起こった事件ですが、この時期では18時では暗くなります。私も二人の子供をもつ親としては考えさせられる事故です。70歳ですとまだ健康だと思われます。自転車保険又は個人賠償責任保険に加入していたかが気になります。
条例では大阪府では自転車保険の加入は強制になっています。
(このことは、相談者にも強く勧めています。民法改正で賠償金も上がると予測しています。)

自転車事故

毎日のようにコロナウィルスに感染して亡くなった人数が増えています。一方治っている方もいるのも事実です。全体像を見て考えないといけないと思います。 (令和2年3月16日での記事です。)   ちなみに20 ...

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私も、老人が自転車に乗っているときには離れて通過します。歩道のちょっとした段差でも倒れてしまうのをよく見ます。また車に乗っているときに老人が車道を横切ることもありますが、そのスピードだと車にぶつかるよなぁと思いスピードを落とすこともあります。自分が亡くなる以上に大きな賠償金の可能性があります。

 

他にもいろんなリスクがあります。

  • 離婚
  • 会社の倒産による失業
  • 会社を辞める(転職、大学等に勉強をし直すために辞める等)
  • うつ病
  • 逮捕
  • 親の介護
  • 痴呆
  • 自殺
  • ひとり親

上記の事例ですと、保険金が出る場合もあれば出ない場合もあります。働かなればなりません。
医療費も、そこに書かれているのが総額なのか。自己負担分なのかを確認しなければなりません。また高額療養費もあります。
会社に迷惑をかけるからといって辞めてはいけません。傷病手当をもらいながら復帰の道を探らなければなりません。

死去や病気ばかり説明を受けますが、収入が無くなる可能性は他にもありますので、そのあたりの確認をしていきます。

ライフプラン的に問題なければ大丈夫です。私が言うライフプランは、2つの作り方があります。

  1. 詳細に聞き収入、支出、貯金やイベントを聞き数字をひとつひとつ入れてきっちりした資料を作る。(相談業務では時間がかかるので行っていません。相談者に作るように説明しています。)
  2. 平均資料を使って、フリーハンドで設計をする。

相談の基本は、「気づきを与えること」と「相談者の思っていることや考え方で問題がないか」を聞きます。もちろん事前に問題点を聞いていますのでそれに対する資料もお渡しします。

 

ライフプランを考えるにあたって

  • 人生において、何を重要視するのか?
  • 貯金はどのくらか。
  • 親からの相続や援助は期待できるのか?
  • 給与以外の収入源はあるのか。
  • 現在の健康状態
  • 将来の年金や退職金はどのくらいか?
  • 家は購入か。賃貸か。引越し予定はあるのか。
  • 子どもの教育についての考えは?

ここだけの話、ノートに記載するとあとで見返すことができます。私も机の前に3冊ノートがあります。

1冊目は「やりたいこと」を記載しています。ノートの記載日には平成25年2月7日と書かれています。今、このようにやっていることがやりたいことのひとつでもあります。

2冊目は「ホームページのこと」が書かれているノートです。ホームページを作成するにあたって読んだ知識やどのようにすれば良いのかを書いてあるノートです。

3冊目は、「知識・調べたこと」が記載されています。この相談業務は範囲が広いので気づいた点を殴り書きしています。

 

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