お勧めは、イデコですね
去年、事務所の軽い会話の中で、年末調整でイデコと小規模企業共済とどちらが
いいのだろうか?私の結論はどうせやるのならイデコの方がおもしろのではないか?
周りの方は、小規模企業共済の方が有利ではないかという意見が多かったですが…
小規模企業共済の特徴は?
小規模企業共済はもらえる金額が確定しています。
仮に会社が倒産しても、小規模企業共済は担保の対象にならない
掛け金の全額が所得控除になる。
もちろん、小規模企業共済は簡単にいうならば国の退職金制度です。
掛け金は本人が自分の老後のために積み立て行く制度です。
月額の上限が7万円年間ですと84万円になります。
ここで問題は84万円を毎年払い続けることが出来るのか?
独身ならまだ大丈夫な方でも、結婚してそして子供が生まれ大きくなって
学費がかかるようになったときに続けることが出来るのか?
もちろん小規模企業共済は減額ができれば、増額もできます。
小規模企業共済のデメリットは、減額した金額は運用されません。
仮に下記のように極端な例ですが
最初から3年間 月額70,000円に加入
4年目から17年間 月額1,000円に変更
最初から払い続けている1,000円は最初から20年間運用しています。
3年間のみ上乗せした69,000円は最初から3年間しか運用していません。
この辺が定期預金と違うところです。
同じようなイメージでいると若いころ限度額いっぱいまで掛けたのに思っていたよりも
少ないなぁと思います。
定期預金で思い出したがことが、平成3年に口座を作った銀行がありました。金額は1,000円で
何もしないでそのまま置いて令和元年に解約しました。なんと利息がついて1,020円になっていました。
1990年前後、郵便局の定額貯金は高利率だったため預けた金額は1.6倍ぐらいになって戻ってきたと
自分の両親は言っていました。
ちなみに現在の小規模企業共済の利回りは1パーセントとなっています。
確かにいい制度ではあります。
でもこの小規模企業共済に加入できる方の条件が、ざっくり簡単にいえば
個人事業者や中小零細企業の取締役に限られています。
加入できる方が限定されています。
単純には比較出来ないのですが、限定的なので私ならイデコをお勧めします。
一方、イデコは社会保険の加入条件により限度額が違ってきますが、
サラリーマンで第2号被保険者の場合は、月額23,000円(会社に企業年金がない場合)
自営業者は第1号被保険者の場合は、 月額68,000円が限度です。
なおこの金額は国民年金基金または国民年金付加保険料との合計額です。
私の積み立てはSBI証券で行ってます
私は、SBI証券でイデコを行っています。
20代のころは、コスモ証券で投資信託をしていました。
結婚してからは、ネット証券が普及しはじめたころで
Eトレード証券(現在のSBI証券)から始めました。
SBI証券は、手数料が安くて投資がしやすかったです。
ネット銀行もこちらの銀行を使っています。
始めたのは2017年10月から
ちょうど、そのときに管理手数料が無料になったのでそれだったら
やろうと思いました。私よりも早く事務所で行っていた人がいましたので
会社では2番目でした。
(自分の記憶が正しければ、資産額が50万円になったら無料だと思いました。)
限度額まで拠出しているので644,000円(2019年1月10日現在)
資産残高は
損益は、19,967円
毎月の拠出金23,000円に対して事務委託手数料66円や国民年金基金手数料105円
合計171円は徴収されていますが、拠出金合計が大きくなると手数料の率としては
気にならない金額になってきます。
確かに将来のもらえる年金は確定していませんが、1年ごとに資産残高の金額を把握して
おくといいです。
私は、いろんな商品を分散しながら掛けています。9つに分けてあります。
加入した当時は、オリジナルプランしかなかったため現在も続けて行っています。
去年、FP相談があり調べたのですが今は「セレクトプラン」もあります。
年利率を計算してみると
条件を当てはめて計算してみる。
使っているページはこちらです。
生活や実務で役立つ計算サイト
仕事でも結構使っているソフトです。
ここの積立計算(満期一括課税)
条件の一例ですが
年利率 3% 利息端数 切捨
積立年数 5年
毎月積立額 2.3万円
積立前の元金 0万円
複利方式 月複利
課税方式 非課税
このように計算して
元本644,000円のときに 税引後元利合計 667,864円と出てきます。
実際は663,967円なので もう少し利率を下げたり調整していくと
一番近い数字が年利率2.52%となります。
この数字はかなり上下しますが、悪くはない数字だと思います。
去年ぐらいまでは、拠出金よりも下回っていました。
長い目でみていくしかないです。