過去のレターより

レターより 平成15年6月  温故知新

2003年12月6日

今回の記事は コーチング

もうひとつは、今回読んだ本のまとめです。

部下を伸ばすコーチング 榎本英剛著 PHP研究所 1,350円

これも多いに参考になりました。1枚でまとめるのは難しいですね。

 

病気になってしまってから手術して悪い部分を切除してしまおうというのが今の

 リストラの発想であり、本当は病気になる前に何をするかという方が大事なのです。

 (部下を伸ばすコーチングより)

 

以下は本の要約です。

部下を伸ばすコーチングとは?

簡単に言えば、個人の自己実現をサポートするシステムです。

 

今までは、答えは上司が知っていました。しかし現在では「答えのない時代」になってきました。

僕が思うには、今までトップしか入らなかった情報が、インターネットなどで情報公開され、また個性が重視

される時代になり、今までどおりのやり方が通用しなくなったと思います。

 

二人称の変革から一人称の変革へ

 

その人の話し言葉の主語が自分であるか他人かであるかで違いが分かります。

例えば、「部下が、部下が」といった2人称を使う話し方をする発想の根底には、「問題は自分だけではなく、他人にある」という考え方が根強く横たわっています。

さらに延長線上には「変らなければならないのは自分ではなく、あいつらだ」といった考え方があるわけです。それで問題は解決するのでしょうか?

上司は部下を力で押さえようとするのではなく、上司自身が部下への接し方、働き方を変えるのです。

自分自身の考え方や行動を変えることにエネルギーを注力していったほうが楽です。

 

部下も同じように、「上司が、上司が」 あるいは「会社が、会社が」という話し方をしていませんか?

今度じっくり聞いてみてください。まわりがどんな話し方をしているか・・・

自らの置かれている状況を変えたいのではあれば、まずは、自分が日頃使っている話し言葉からチェック

されてみてはいかがでしょうか? (望月もこの辺を意識しています。

コーチングには、「3つの哲学」と呼ばれるものがあります。

哲学とは、前提となる考え方やものの見方

①「人は皆、無限の可能性を持っている」            

②「その人が必要とする答えは、すべてその人の中にある」 

③「その答えを見つけるためには、パートナーが必要である」

 

上司は、部下の中にある、眠っている潜在意識を引き出してあげることです。

 

そこで必要なスキルがこの3つ (本当は5つあるのですが紙面の関係で・・・)

質問のスキル

拡大質問、未来質問、肯定質問 ・・・・こちらの質問をしよう!!

特定質問、過去質問、否定質問 ・・・・こちらの質問はさけよう。

過去質問でも、初めて会った人が共通の話題を探すためには過去の質問をすることはいいと思います。

 

傾聴のスキル

部下の話を耳で聞く  部下の話を口で訊く  部下の話を心で聴く

 

確認のスキル

  部下自身が立てた目標を部下が忘れそうになったら、それを思い出させてあげたり、自信を失って立ち

止まっていたら励ましてあげたりすることです。

 

部下を伸ばす コーチング PHP出版 榎本英剛著より

 

 

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