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あびこのFP

受給の年金額が下がっているのか?

2020年1月19日

受給年金額が下がっているのか?

職場に勤めている方の旦那さんの年金が毎年下がっていると聞いたので、本当に下がっているのか?
と気になって調べてみました。

一番よく分かるのは「年金の支給明細をしっかり残しておくことです。
人の記憶というのはあいまいなものなので、自分のことをどうしても美化してしまいがちです。

現在の国民年金の満額は780,100円です

将来年金がいくらもらえるか?

老齢基礎年金は 780,100円×納付した保険月数/480ヵ月

老齢厚生年金は、平均標準報酬額×5.481/1000×納付した保険月数

公的年金から介護保険料や後期高齢者保険が引かれているので手取りが少なくなっているのか?
いろいろ控除額が多くて総額と実際の支給額を見て少ないと思っているのか?
(源泉所得税、住民税、介護保険料、国民健康保険料、または後期高齢者保険料)

消えた年金問題が起こった時に、「年金定期便」が毎年、誕生日月に送られてきています。
今のところ、私は毎年保存しています。

登録すれば、パソコンでも情報が見ることができます。
私も試しに一度パソコンをのぞいてみようと思いパスワードを取得しましたが、1回見てそうなんだと思いましたが、毎月見ることはなかったです。
計算式が上記に書かれているように決まっているので、将来の老齢基礎年金は2万円ずつ上がっています。
老齢厚生年金も少しずつ受給見積額が上がってきています。

私の父親(昭和17年生まれ)は、特別支給の老齢厚生年金を60歳からもらっていたような気がします。
その時父親は年金額が少ないと言っていたので、年金制度をまとめた資料を作り渡したことがありました。
老齢基礎年金はその当時で満額で804,200円

調べてみると、国民健康保険や介護保険の上限額は上がっているので、全体的に上がっているのではないでしょうか。お客様でも国民健康保険に加入している方がいますが、所得割、均等割、世帯割があり所得や被扶養者の人数で決まってきます。
国民健康保険は、平成30年4月から市町村ベースから都道府県ベースになります。

今まで市ごとによって金額が変わっていましたがこれも注目していきたいです。

厚生労働省の発表がありました。令和2年1月24日

 

令和元年度(月額) 令和2年度(月額)
国民年金 (満額) 65,008円 65,144円(+133円)
厚生年金 ※ 220,266円 220,724円(+458円)

 

※ 平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)43.9万円)で40年間就業した
場合に受取始める年金(老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額))の給付水準です。
この金額は夫婦二人分の老齢基礎年金を含む標準的な年金額です。

厚生年金 平均的な収入は

平均標準報酬額は43.9万円
平均標準報酬額は、月額+ボーナスの12分の1になります。

もし年収ベースと言えば5,268,000円です。

老齢厚生年金は上記の式にあてはめて
439,000円×5.481/1000×480ヵ月=1,154,956円
国民年金は
夫 780,100円
妻 780,100円
(妻は、第3号被保険者で計算しています。)

合算すると2,715,156円
月に換算すると226,263円が算定されます。

実際はもっと細かな計算になると思いますが、このような形になります。
上記の計算式で大まかな計算が出来ればいいと思います。

年金額を増やす方法は?

  1. 妻も働き、厚生年金を納める。
    正社員になって自ら厚生年金に加入すれば上記の式で計算した分上がります。
  2. 繰下げ支給を行う。
    現在は70歳まで繰り下げることが出来ますが、去年ぐらいのニュースでこれをもっと年齢を引き下げることができます。
    70歳までに引き下げた場合は、65歳でもらう金額の142%になります。まだ案の状態ですが75歳でもらうとなると
    184%になります。(1月につき0.7%増額されます。)逆に繰上ですが、今までは1月繰上るごとに0.5%減額されていますが、60歳にもらい始めると30%減額になります。
    それが、24%減額案の見直案が令和1年に提示されています。
  3. できるだけ、厚生年金があるところで仕事をする。
    厚生年金は、同じ額会社が負担しています。料率は18.3%です。半分の9.15%は本人の負担です。
    仮に300,000円の給与だったら、27,450円が本人の給与から徴収されます。同じ額、会社が支払います。
    社会保険事務所には、54,900円支払っています。

ねんきんネットで分かること

それぞれの年の標準報酬額が分かります。平成15年4月以降からは、賞与も各人ごとに負担をしてもらうようになったため賞与額も出ています。
ただ、それ以前は賞与の社会保険はひとりひとりの負担額を把握していなかったです。
よって、平成15年4月以降からは計算方式がすこし違っています。

将来の年金予想額

年金の支払状況

私が大学生のころは免除してもらっていたので、「免除」という形で書かれています。
あとで払ってくださいという手紙が来ましたが20歳では給与が少ないため払いませんでした。

老齢基礎年金の将来の予想額は、毎年2万円ずつ増えていっています。

年金の手取り額が少なくなっている訳

年金は、介護保険料、健康保険料が上がっているため手取り額が下がっていること

マクロ経済スライドの導入によるものか。

マクロ経済スライドは、現役世代の負担が大きくならないように調整しています。
物価変動や賃金の変動を調整していっていることらしい。

日本年金機構によると

平成16年の年金制度改正によって導入された、賃金・物価による改定率を調整して、緩やかに年金の給付水準を調整する仕組みです。
具体的には、賃金・物価による改定率がプラスの場合、当該改定率から、現役の被保険者の減少と平均余命の伸びに応じて算出した「スライド調整率」を差し引くことによって、年金の給付水準を調整します。

スライド調整率=公的年金被保険者数の変動率(2~4年度前の平均)☓平均余命の伸び率

 

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