シニアライフプラン 資産運用

NISAの改正があります。

2020年12月20日

金融庁のホームページの広報には、いろんな情報が載っています。

そのなかで、2020年10月に出ていた記事です。

NISA

 

NISAをやっていますが、損益は赤字のままほったらかしています。
自分の考えとしては、購入した株価が上がり、売却してその資金を次の投資に使おうと思っていましたがそう簡単にことは運びません。
仮に利益が出ても、どの時点で売却するのか。それとも保有していくのかが難しいですね。

このNISAは、2014年に導入されました。
少額投資非課税制度で頭文字をとってNISAと言われています。
2014年と2015年は、年間100万円を上限として5年間非課税で投資を行うことが出来ます。
投資の範囲は、上場株式、公募株式投資信託、ETF、REIT等になっています。

このことから、「家計の安定的な資産形成と支援」と「成長資金の供給拡大」を目的として設定されています。
2016年から年間の上限が120万円となっています。
2020年もあとわずか。このNISAは2021年、2022年、2023年での投資で現行のNISAは終了になります。
(NISAの改正あり。下で説明)

今私が行っているのは、上場株式の一点のみです。

もう一つの制度が「積立NISA」です。こちらは分散投資を目的としています。年間上限が40万円でNISAよりも少額になっています。
ただし、こちらは20年間非課税で投資を行うことができます。
投資対象は、手数料が非常に低く、長期投資に資する公募株式投資信託に限定されています。
2018年から始まりました。2037年まで1年間につき年間40万円までつみたてることが出来ます。

NISAあるいは、つみたてNISAは年ごとの選択になります。
今年はNISA、来年はつみたてNISA、またその次はNISAと選択することが出来ます。

 

ひとつだけ言うと、iDeCoをしているのですが、「ひふみ投信」を持っています。

NISA・ジュニアNISA口座の利用状況調査(2020年6月末現在)を読む

時系列で並べると本当におもしろいです。

あなたなら、一般のNISA それともつみたてNISA? どちらを選択しますか。

事務所で、お金の無料相談会の開催に合わせて、会計事務所のメンバーの資産運用についてのアンケートを取りました。すべての方が利用している訳でなかったです。4割ほどでした。アンケートでは、半々でした。質問が「どっち派?」としか聞いてなかったため、実際にやっているかどうかまでは不確実です。
質問の仕方も、考えていかなければならないと思った出来事でした。

金融庁 2020年6月末時点 口座の利用状況

では金融庁の利用状況では、

口座数 買付額
一般NISA 1,200万7,249口座 19兆6,958億円
つみたてNISA 244万3,717口座 4,577億円
ジュニアNISA 38万3,073口座 2,070億円

つみたてNISAは、始まってから2年半です。一方、NISAは5年半です。上限額も違っています。
NISAの買付額の50歳以上の方で全体の6割を占めています。
一方、つみたてNISAの約7割が20代から40代となっています。
この資料での買付額は
NISAは、2014年~2020年の利用枠で買付があった金額(ロールオーバーによる受入額を含む)の合計
ジュニアNISAは、2016年~2020年の利用枠で買付があった金額の合計
つみたてNISAは、2018年~2020年の利用枠で買付があった金額の合計

NISA改正で何の変更があったのか?

改正のポイントは3つです。

  1. つみたてNISAは、現行の制度内容を維持して、制限を5年間延長(2037年から2042年に延長)
  2. 一般NISAについては、長期、積立、分散投資を行うために、2階建ての制度にして2024年から5年間延長
  3. ジュニアNISAは、延長せず2023年12月31日に終了

2の新しい制度を新NISAと呼んでいます。

2024年から始まる新NISAは、年間120万円まで出来るのは今と変わりないですが、1階部分が20万円、2階部分が102万円となっています。
新NISAにも、より多くの国民に積立・分散投資による安定的な資産形成を促すことを考えています。
この1階部分(年間20万円)は、家計の安定的な資産形成を促進するために、つみたてNISAと同様の制度となっています。

2階部分(年間102万円)は、原則として1階部分で積立投資を行った方が使えるものとして、現行の一般NISAと比べて投資対象を一部見直ししたうえで、上場株式を含む商品に投資可能となります。ただし、例外があって、これまでNISA口座を開設していた方や、上場株式等の取引を行った方は、1階部分を利用せずに、2階部分で「上場株式」のみに投資することが出来ます。

ここから1階部分の20万円を超えてから、2階部分で一般NISAと同じような投資を行うか。

または

最初から2階部分で102万円の範囲内で上場株式の投資を行うか。

 

もし、自分だったら、どちらを選択するかまだ不明です。2021年から2023年のNISAの成績によるのではないでしょうか?

2021年 NISA    枠120万円
2022年 NISA    枠120万円
2023年 NISA    枠120万円
2024年 新NISA   枠122万円
2025年 新NISA   枠122万円
2026年 新NISA   枠122万円
2027年 新NISA   枠122万円
2028年 新NISA   枠122万円
2029年 つみたてNISA 枠40万円 選択の余地なし
2030年 つみたてNISA 枠40万円 選択の余地なし

今のところこのように考えています。iDeCoは60歳になるまで引き出すことが出来ません。途中解約が原則不可です。
人生100年とした場合、70歳までは本格的に働き、そして75歳までは仕事量を減らすような働き方を考えています。そのことは、いろんな関与先の社長を見て感じます。75歳を過ぎると一気に退職が落ちているように感じます。80歳を超えると体力的にかなりきついのだろうと思います。

一方、株式の上下動は嫌だという方には、つみたてNISAを勧めます。今iDeCoもやっていますが、6つの投資信託に分散投資しています。損失の投資信託もありますが、全体的にプラスになってます。毎月23,000円ずつ積み立てていっていていつのまにか積立が出来ています。

こんな利用方法もあります。
学資保険の代わりに積立NISAで積立。
運用益と譲渡益は非課税です。
18歳までつみたてNISAで資産運用をする。逆算していくら貯めたいから逆算する。

商品を選んでみよう。もし、口座を持っていない場合は最初の選択が大切

つみたてNISAナビ

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