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あびこのFP

貯蓄型の予定利率と定期預金の利率は中身が違う

2020年12月10日

貯蓄保険の予定利率と定期預金の利率は同じではない

定期預金の利率が低いので、貯蓄保険の予定利率の方が高いので貯蓄保険の方に預けた方がいいと言われたことありませんか?
確かに2000年以前の契約ではまだ予定利率が高かったため、もらうときになってその利回りを実感した方は周りの方に勧めるかもしれません。

現在50歳以上の後半の方がかつて加入していた保険(養老保険、年金保険、学資保険)は少ない保険料でおおきな金額になっていたものと思われます。
1955年には5%で運用されていました。

 

ここで、おおよそのイメージをつかむ為に「72の法則」があります。

もし現在1万円をこの5%の利率で複利で運用した場合、2万円になるのはいつか?(源泉所得税等、手数料は無視)
1万円×1.05×1.05×・・・・ と電卓で計算することも出来ますが

72を利率の5%で割ってみると14.4が出てきます。14年半たてばおおよそ最初に預けた金額の2倍になります。

実際、電卓で計算してみると
14年で 19,799円
15年で 20,789円

 

もし、1年ごとに源泉20.315%徴収され再投資した場合は、3.984%程 (単純化のために4%で計算)

14年で 17,316円
15年で 18,009円
16年で 18,729円
17年で 19,479円
18年で 20,255円

72の法則でもおこなっても、72÷4=18 18年で2倍になります。支払った金額の2倍以上の金額をもらえたので、もらった側もうれしいと思います。

定期預金もその当時割と高い利率でした。ただ郵便局の定額貯金で10年。
1年もの、3年もの、5年もの 定期預金で10年扱っているところは多くはありません。
こちらの、定期預金は支払った銀額のすべてを運用してくれます。

(よって、定期貯金や定期預金の最長が10年なのでこのようには行きません。満期が来るため、満期が来てそこで税金を計算するのが低額

一方、終身保険や養老保険は期間がより長く掛けることができ、最初の契約した予定利率で行きます。
ただその予定利率は、払った保険料から保険会社等の手数料が引かれた残りの部分で運用されます。

今は、限りなく0%に近くなっています。
(標準利率がゼロ%になったため)

標準利率とは、金融庁が各保険会社に対して設定しているもの

私が、いつも考える保険の意義は、「保障を買う」ものです。
「保障だけを購入するもの」・・・ 掛捨保険(定期保険)
「保障と積立部分を購入するもの」・貯蓄型保険(終身保険、養老保険など)

 

保険料としては、貯蓄型保険 > 掛捨保険
貯蓄型保険は、一部が保障に、一部が貯蓄に回ります。払った保険料が全て積立に回るものではありません。

いろんな生命保険会社があり、「主契約」と「主契約」に付加する「特約」の組み合わせで保険料が決まっています。
主契約や特約の保険料が分かれば、おおよそ比較することが出来ますが、なかなか比較できるようになってはいません。

保険は、四角、貯金は三角です。
保険は、亡くなった場合には、保険金が支払われます。一方、貯金は積立てることによってその貯蓄額が膨らんでいきます。
ライフプランでは、これをうまく使い分けていかなければなりません。いつ収支がマイナスになるのか。その不足分は貯金で賄えるのか?一時的に借入を起こさなければならないのか?

ライフプランを考えてみませんか?

 

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