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あびこのFP

算定基礎届のフォーム変更 協会けんぽの変更

2021年5月3日

令和3年4月から算定基礎届総括表・賞与支払総括表の変更

お客さんで、4月に決算賞与の支払うところがあり賞与計算をして賞与支払届を記載するときに、今まではあった総括表が無くなりました。

そこでパンフレットを読んだら、総括表が令和3年4月から添付が不要になっていました。

賞与計算は、給与計算ソフトが入っているので心配ないです。健康保険の率が反映されるようになっているので計算が楽です。

他にも、添付が不要な資料

最近では、日本年金機構は、GビズIDを利用した電子申請を勧めています。

 

大阪支部の健康保険料は変更 10.22% → 10.29%

毎年、3月分(4月納付分)から協会けんぽの保険料率が変更になります。
この率は、都道府県によって違います。

この健康保険料率ですが、会社負担と本人負担の合計の率です。標準報酬額(おおよそ給与額)にこの率をかけています。(半分は会社が負担します。)

大阪より保険料率が高い都道府県は

大阪 10.29%
北海道 10.45%
大分 10.30%
佐賀 10.68%
鹿児島 10.36%
大阪と同じ率
熊本、徳島 10.29%
一番低い県
新潟 9.50%

介護保険率は、全国一律 1.8%です。

この率も時系列で見ていくといいですね。保険料率が上がっているのか、下がっているのか。

 

大阪の保険料率10.29%のうち、6.76%は加入者の皆さまの医療費に充てられます。(基本保険料率と言われます)
3.53%は後期高齢者医療制度への支援金等に充てられます。(特定保険料率と言われます)

大阪府の推移 健康保険料率

大阪 新潟
平成21年3月分より(全国一律) 8.2% 8.2%
平成21年9月から 8.22% 8.18%
平成22年3月から 9.38% 9.29%
平成23年3月から 9.56% 9.43%
平成24年3月から 10.06% 9.90%
平成25年3月から 変更なし 10.06% 9.90%
平成26年3月から 変更なし 10.06% 9.90%
平成27年3月から 10.04% 9.86%
平成28年3月から 10.07% 9.79%
平成29年3月から 10.13% 9.69%
平成30年3月から 10.17% 9.63%
平成31年3月から 10.19% 9.63%
令和2年3月から 10.22% 9.58%
令和3年3月から 10.29% 9.50%
 

この差は何なんでしょうか?

大阪府は年々少しずつ保険料が上がっています。一方、新潟県は下がっています。

新潟県は、私の母の出身地ですのでなおさら気になります。

ここで重要なのは、ドラッカーではありませんが、「仮説と検証」を行うことです。

保険料の負担が少ないことは、それだけ医療費が減少していっています。

そうなると、仮説

あまり病院に行かなくなった。(むやみに)

ジェネリック(特許権が切れた薬品)を普及

健康維持に力を入れている

家族で看取り

調べる価値はありますね。

協会けんぽ 2021年3月の大阪支部の回覧では

まず、協会けんぽの保険料率はどのように決まっていくか?

都道府県単位で設定されており、都道府県ごとの加入者の皆さまの医療費に基づいて算出されています。

そのため、疾病予防などの取組により大阪支部加入者の皆さまの医療費が下がれば、その分大阪支部の保険料率の伸びを抑えることができます。

またインセンティブ制度もあり、上位23支部については支部ごとの得点数に応じたインセンティブ(報奨金)が与えられ、保険料率が下がる仕組みです。
令和3年度の結果は、令和5年度保険料率に反映されます。

このように書かれています。もし数年前からこの制度があるとしたら
令和1年度(平成31年度)の結果が、令和3年度保険料率に反映されています。

令和2年度の結果が、令和4年度保険料率に反映されています。

ちなみに、大阪支部は43位でインセンティブが与えらていません。

その取り組みとは

チェックリスト

  • 協会けんぽの健康受診または定期健診のデータの提供
  • 協会けんぽの特定保健指導を利用
  • 到底保険指導対象者の減少
  • 検診結果で「要治療者」の判定を受けた方は、医療機関への受診
  • お薬はジュネリックを選択

大阪支部で評価点が低いのは、

定期検診のデータの提供

協会けんぽの特定保健指導を利用

お薬はジュネリックを選択

この3点です。

 

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